今回ボディ・トップにペローバ・ローザ、ネックにキューバン・マホガニー、そして指板にはグアリブ・プレートをそれぞれ採用。トップ材として選ばれたペローバ・ローザは、ブラジルでは外壁材としてよく使われています。樹齢100〜150年の高い密度を兼ね備えたこの木材は、セミホロウ構造での使用に適しており、ダイナミックかつ倍音豊かな立体感のあるサウンドを生み出します。ネック材のキューバン・マホガニーの一部は、2017年にプエルトリコを直撃したハリケーン「マリア」によって倒れたものを回収し、再利用。指板のブラジリアン・グアリブ・プレートは、長い間住宅の梁材として使われていたものを使用しています。今回は長い間使われてきた木材の風合いを活かすため、トップ材の釘穴や傷、経年による変色などを意図的にそのまま残しています。

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「木材は、我々のギター製作において決して欠かすことができないとても重要なものです。木材を調達するチームの主任でもあるマイケル・リードは、PRSが会社として設立される前の1980年から、私にカーリー・メイプル材を供給してくれたウッド・バイヤーでした。現在もパートナーとして共に仕事を続けていますし、マイケルが世界中の木材のサプライヤーと築いてきた関係は本当に素晴らしいと思います。今回のモデルは、彼が木材を調達するプロセスやサプライヤーとのエピソード、木材に対する音楽的な理解を伝える素晴らしい機会となりました。」 - ポール・リード・スミス

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マイケル・リードに関することや木材を調達するプロセスについては、prsguitars.comのブログ記事を是非ご覧ください。

今回採用された木材の持つサウンド面における特性はあるものの、22フレット、25インチ・スケールのパターン・レギュラー・シェイプのネック、H-S-Hのピックアップ・レイアウト、ピック・アップ切り替え用の5wayブレード・スイッチ、コイル・タップ用の2つのミニ・トグル・スイッチといったS2 Special Semi-Hollow の核となる仕様は、そのまま引き継がれています。ハムバッカーのコイル・タップを含め、合計12通りのピックアップの組み合わせが可能となり、多彩なサウンドメイキングを実現した本モデルは、全世界700本限定での生産となります。